家庭内暴力で逮捕のパイロット、小型機で自宅に突っ込み死亡 米
(CNN) 米ユタ州で13日未明、家庭内暴力の疑いで逮捕されたパイロットの男が、保釈後に小型機を操縦して自宅に突っ込み死亡した。自宅には妻子がいたが、無事に脱出したという。
現場は同州ソルトレークシティーから南へ約56キロ離れた住宅地。地元警察によると、ドゥエイン・ヨウド容疑者と妻は12日夜、自宅で酒を飲んでいて口論になった。警察はヨウド容疑者が妻を殴っているという通報を受けて出動し、同容疑者を逮捕した。
同容疑者は13日午前1時前に保釈され、持ち物を取りに自宅へ戻る許可を得た。警官に付き添われて帰宅し、自分の車で自宅を出た後、飛行場へ向かったとみられる。
ヨウド容疑者は建設会社のパイロットだった。自分が仕事で操縦している小型機に乗り、午前2時半ごろに自宅へ突っ込んだ。
近所の住人がCNN系列局に語ったところによると、機体は旋回しながら次第に高度を下げ、突然巨大な火の玉と化すのが見えたという。
別のCNN系列局が入手した記録によると、この家は容疑者と妻が昨年購入した。
地元警察によれば、容疑者宅では過去にも家庭内暴力が起きていたという。