セッションズ米司法長官、11月まで留任か トランプ氏が表明
ワシントン(CNN) トランプ米大統領は30日、米ブルームバーグ通信のインタビューで、セッションズ司法長官が少なくとも11月の中間選挙までは留任するとの見通しを示した。セッションズ氏をめぐってはここ数日、トランプ氏が近く解任するのではないかとの観測が強まっていた。
インタビューはホワイトハウスの大統領執務室で行われた。トランプ氏はセッションズ氏について「彼にはとにかく素晴らしい仕事をしてもらいたい」としている。
セッションズ氏が昨年、ロシア関連の案件から身を引く決断を下して以降、トランプ氏はセッションズ氏への批判を展開してきた。セッションズ氏は大統領選中、共和党の上院議員として初めてトランプ氏への支持を表明した人物。
最近では両者が批判の応酬を交わす場面もあり、ここ数日はトランプ氏が近くセッションズ氏を解任するのではないかとの観測が強まっていた。
共和党の上院議員はこのところ、新たな司法長官の起用に前向きな姿勢を示しているが、11月の中間選挙までは解任を先送りするようトランプ氏に要請してきた。ブルームバーグによれば、これ以降もセッションズ氏を留任させる意向かとの質問に対して、トランプ氏は明言を避けた。
ロシア疑惑を捜査するマラー特別検察官が召喚状を出した場合に応じるかとの質問には、トランプ氏は「様子を見るつもりだ」と発言。そのうえで「私の見方は違う。違法捜査だとみている」と述べた。