女性の性的被害訴え、「証拠が必要」とメラニア夫人
(CNN) 米国のメラニア・トランプ大統領夫人は、このほど行われたインタビューの中で、性的被害を訴える女性が相次いでいることについて、主張を裏付ける「確かな証拠がなければならない」との認識を示した。
先週のケニア訪問中、米ABCニュースとのインタビューで述べた。メラニア夫人が単独でアフリカを訪れたのは初めて。
この中でメラニア夫人は「何かの理由で(誰かを)告発するのであれば、証拠を示さなくてはならない」と強調。「性的被害を受けたという発言だけではすまされない。なぜならメディアが踏み込み過ぎて、正確ではない、正当ではない報道がなされる場合があるから」と指摘した。
また「私は(被害を訴えた)女性たちを支持している。彼女たちの声には耳を傾ける必要がある」と語る一方、「私たちは女性を支持するのと同様に、男性も支持するべきだ」との見解を示した。
2016年の米大統領選では、共和党の大統領候補だったトランプ氏に対し、少なくとも13人の女性がさまざまな性的被害を訴えた。この問題について、当時メラニア夫人はCNNの取材に対し「男性であれ女性であれ、証拠もなく誰かを告発するのは有害であり不当だ」と語っていた。