写真特集:カリフォルニア州山火事、各地で被害
余った寄付された品々が駐車場に積まれている=17日/Josh Edelson/AFP/Getty Images
(CNN) 米カリフォルニア州で複数の火災が発生しているが、風の影響が消火活動を左右する状況ともなっている。
カリフォルニア州南部で発生した火災「ウールジー」によって、既に約388平方キロが延焼している。破壊された建物は435軒に上る。この火災によってマリブ市で2人の死者が出ている。
ベンチュラ郡の消防署長は「まだ危機は脱していない。目の前には信じられないほど厳しい状況が待ち受けている」と述べた。13日午前の時点で、鎮火率は35%となっている。
米国立気象局(NWS)のロサンゼルス局によれば、火災が発生している地域の風速は最大約14メートルに達した。
カリフォルニア州北部で発生した火災「キャンプ」による死者は42人で、カリフォルニア州史上で最悪水準の犠牲者となっている。
一方で、朗報もある。キャンプによって大きな被害を受けたビュート郡だが13日は風が収まり、消火活動がしやすくなった。
キャンプの鎮火率は13日午前時点で30%。6500軒を超える家屋と260の商業施設が破壊された。
別のカリフォルニア州南部で発生した火災「ヒル」は13日午前の時点で鎮火率は90%となっている。