7歳少女を「人違い」で射殺か、20歳の容疑者逮捕 米テキサス州
(CNN) 米テキサス州ヒューストンで、車で買い物に行く途中の一家が銃撃されて7歳の少女が死亡する事件があり、同州ハリス郡の保安官は6日、容疑者2人のうち1人が逮捕されたと発表した。「人違い」で一家の車が銃撃された可能性が高いとしている。
事件は12月30日に発生。死亡したジャズミン・バーンズさんは、母と3人の姉妹と一緒に車内にいたところを、隣に止まった車から銃撃された。
逮捕されたエリック・ブラック容疑者(20)は今月5日、ウインカーを出さなかったとして警察に車を止められ、逮捕された。保安官によると、ブラック容疑者はジャズミンさん殺害に使われた車を運転していたとして、殺人容疑で取り調べを受けている。
もう1人の容疑者については、保安官は捜査中であることを理由に氏名を公表せず、警察が拘束しているかどうかも明らかにしなかった。
6日の記者会見に出席した保安官とシーラ・ジャクソン・リー下院議員は、ジャズミンさんの死をきっかけに、銃暴力防止についての論議が広がることを望むと語った。
事件が起きたのは12月30日午前7時ごろ。朝食の材料を買いに行くため、母親の運転する車にパジャマ姿で乗っていたジャズミンさんは、隣に止まった車から頭部を銃撃された。母のラポーシャ・ワシントンさん(30)も腕を撃たれ、6歳の妹も割れたガラスで負傷。ジャズミンさんは間もなく死亡が確認された。
捜査当局は、匿名で寄せられた情報をもとにブラック容疑者を特定した。情報提供者によれば、ブラック容疑者ともう1人の容疑者は、別の人物の車と間違えて、ジャズミンさん一家の車を銃撃したとされる。
調べに対してブラック容疑者は、犯行に使われた車を運転していたことを認め、発砲したのは助手席にいた男だったと供述している。