米軍のB52爆撃機、南シナ海上空を飛行 今月2度目
(CNN) 米軍のB52爆撃機2機が13日、南シナ海で領有権が争われている島の近くを飛行した。米太平洋空軍がCNNに明らかにした。
同軍報道官の声明によると、2機のB52は米領グアムにあるアンダーセン空軍基地から離陸。南シナ海付近で「通常の訓練」を実施した後、基地に戻った。
声明は「米国機は南シナ海で定期的に作戦を行い、同盟国やパートナー、自由で開かれたインド太平洋を支えている」としている。
米国が一帯で爆撃機の飛行を実施したのは今月2度目。昨年11月に続き今月4日にも南シナ海上空で核搭載可能なB52の飛行を実施していた。
米国は「継続的爆撃機プレゼンス」作戦の一環として2004年から、アンダーセン空軍基地を拠点にB1やB52、B2といった爆撃機を展開してきた。
ただ、中国による人工島や軍事施設の建設が進む海域付近で米軍がプレゼンスを示すことに関しては、中国政府が特に神経をとがらせている。
一方、米国は中国が対艦ミサイルや電子妨害装置、地対空ミサイルを領有権の争われている島々に配備していると批判してきた。