トランプ氏「飛行機、複雑過ぎて飛べず」 737機事故で
(CNN) トランプ米大統領は14日までに、米ボーイング社製の旅客機「737MAX8」型機がアフリカ・エチオピアで墜落した問題などに触れ、「飛行機は非常に複雑化し過ぎて飛ぶことが出来ない」との見解をツイッターに書き込んだ。
トランプ氏は「操縦士は不要で、むしろ米マサチューセッツ工科大学(MIT)からのコンピューター科学者が必要」と主張。航空機製造について「常に不必要な対策や改善を進めている」とし、「古くてもより単純な手段がはるかに良い」とも述べた。
また、「私は(理論物理学者の)アルベルト・アインシュタインを自分のパイロットには欲しくない。求めるのはたやすくかつ迅速に飛行機を操縦出来る偉大なプロだ」とも続けた。
トランプ氏は13日、同型機の運航停止を命じていた。
同型機は昨年10月にもインドネシアで墜落。いずれの事故も新たに導入されたソフトウエアが原因との見方があるが、墜落原因の調査担当者らの結論はまだ出ていない。エチオピアやインドネシアでの墜落を受け、同型機を飛ばす各国や航空会社の多くは運航停止に踏み切っている。
一方、トランプ大統領は14日までに、ボーイング社のデニス・ミュイレンバーグ最高経営責任者(CEO)と電話で話し合った。同社の報道担当者によると、ミュイレンバーグ氏はMAX型旅客機は安全との社の立場を繰り返したとした。