米空軍、給油機納入を再度中止 機内にまたゴミ放置
ワシントン(CNN) 米空軍は4日までに、米ボーイング社に発注した新型の空中給油機「KC46」の機内の一部でゴミや工具の放置が見つかったとして受け取りを中止したことを明らかにした。
同様の理由による同機納入の拒否はここ2カ月間で2度目。ウィルソン空軍長官は米連邦議会の公聴会で工具などは機内の一部の閉鎖区画で発見されたと述べた。同機の製造工程があるべき手順で進められていることを確認するため機内の閉鎖区画の点検などを講じているとも述べた。
空軍の報道担当者は、設計や技術仕様とは関係が無い品質管理の失敗が依然問題になっていると指摘。空軍とボーイング社の担当者が会って、同機の引き渡し再開前に取るべく追加の修正措置について話し合っているとした。
CNNは先月、製造を終えた同機の一部の機内でゴミや工具の放置が判明したとして空軍が2月20日、納入を停止させたことを報道。ボーイング社が追加の点検計画に合意した数日後に受け取りを再開させていた。
同社の報道担当者は、発覚した問題の解決は社とKC46製造事業の優先事項と釈明した。