トランプ大統領、プーチン氏と電話会談 ロシア疑惑捜査にも言及

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米国のトランプ大統領。プーチン大統領と電話会談を行った際、大統領選へのロシア介入疑惑についても短時間ながら協議をしたと明らかにした/Win McNamee/Getty Images

米国のトランプ大統領。プーチン大統領と電話会談を行った際、大統領選へのロシア介入疑惑についても短時間ながら協議をしたと明らかにした/Win McNamee/Getty Images

ワシントン(CNN) トランプ米大統領は3日、ロシアのプーチン大統領と電話で会談した。トランプ氏は会談後、マラー特別検察官による米大統領選へのロシア介入疑惑の捜査報告書について短時間協議したものの、次期大統領選へ介入しないようプーチン氏に警告することはなかったと述べた。

トランプ氏はホワイトハウスで記者団に大統領選介入をやめるよう要請したかと聞かれ、「それについては話し合わなかった」と説明。これに先立ちツイッターでは、「ロシア絡みのでっち上げ」などについて協議したと明らかにした。

トランプ氏によると、プーチン氏は笑い混じりに「大山鳴動してネズミ1匹」という趣旨の発言をした。「プーチン氏にはそれが分かっていた。共謀がないと知っていたからだ」としている。

米ロ首脳の電話会談は、マラー氏の捜査報告書が公表されて以降初めて。報告書では、トランプ陣営関係者がロシアによる大統領選介入の試みが有利に働くとみていたことが判明したものの、共謀を認定するには至らなかった。

トランプ氏はかねて、ロシアによる大統領選への影響力行使があったとする米情報機関の結論を否定。今週初めにはオバマ前大統領に触れ、ロシアの介入を止めるために「何もしなかった」と主張した。ただ実際には、オバマ氏はプーチン氏に介入をやめるよう警告している。

ロシア大統領府によると、今回の電話会談はトランプ氏が提案した。声明ではマラー氏の捜査には触れず、「経済協力に重点を置いて2国関係の現状と展望を話し合った」とした。

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