「熱波の間は犯罪控えて」、警察が異例の呼びかけ 米東部
(CNN) 米東海岸や中西部が熱波に見舞われるなか、マサチューセッツ州東部ブレーンツリーの警察が市民に向け、猛暑が収まるまでは犯罪も控えるよう呼び掛けて話題を呼んでいる。
同警察は19日、フェイスブックへの投稿で、犯罪行為を考えている人は22日以降に延期しなければ危険だと訴えた。
そのうえで、週末に予想される猛暑の間は家の中でエアコンを強くして、人気の連続SFドラマを一気に見たり、スマートフォンのアプリで遊んだり、地下室で空手を練習したりして過ごすよう勧告。「涼しくなった月曜日にまたお会いしましょう」と呼び掛けた。
追伸では、自分たちはドラマの視聴が追い付いていないので先の展開は明かさないでと注意している。
この投稿のシェアは20日までに10万件を超えた。
Braintree Police Department/Facebook
週末の予報によると、ブレーンツリーを含む米東部一帯の気温は39度近くまで上がり、湿度などを考慮した体感温度は約46度にも達する可能性がある。熱波の影響は国民の半数近い1億5000万人に及ぶとみられる。
国立気象局(NWS)も熱波への注意を呼び掛け、対象地域の住民らに昼から夕方にかけて戸外での活動や避けるよう指示を出した。ニューヨークやシカゴなどの大都市では、エアコンをきかせた公共の「クーリングセンター」が数百カ所に開設されている。