24時間でサメ襲撃3件、命に別条なし 米フロリダ州の海岸
(CNN) 米フロリダ州ボルーシャ郡のニュースマーナビーチで先週末、サメに手や足をかまれたとの報告が24時間以内に3件相次いだ。負傷した3人の命に別条はない。
地元当局によると、3日にまず、サーフィンをしていた20歳の女性がサメに左の手と手首をかまれた。女性は病院へ運ばれたが、命にかかわるけがではなかった。
その30分後に、21歳の男性サーファーが右足をかまれ、その場で手当てを受けた。病院への搬送は本人が断った。
この2件から24時間以内に、今度は51歳の男性がひざまでの波打ち際に立っている時に右足をかまれた。男性によれば、サメは体長1.2メートルほどで、左足でけると離れて行った。
3人を襲ったサメの種類は特定されていない。ここはサーフィン愛好者に人気のある海岸だが、サメがよく出没することでも知られる。浅い場所で比較的大きなサメが目撃されることもあるという。
フロリダ自然史博物館がまとめている「国際サメ被害目録」によると、米国で1882年以降に報告されたサメ襲撃の件数はボルーシャ郡が最も多く303件。2位の同州ブレバード郡(147件)を大きく引き離している。