道路沿いに犬放置 口の周りに粘着テープ、喉に切り裂かれた傷痕 米
(CNN) 米オハイオ州の道路沿いに、口の周りを粘着テープで巻かれ、喉元をかき切られた犬が置き去りにされているのが見つかった。バトラー郡の保安官事務所が明らかにした。
「ダニ」と名付けられた犬は、手当てを受けて回復に向かっている。リチャード・ジョーンズ保安官は23日、「こうした行為は絶対に許さない」とツイートした。
ダニは17日、散歩中だったマディソン・タウンシップの住民に発見され、近くの病院に運ばれた。病院でマイクロチップを調べたところ、同州シンシナティにある保護施設の情報が記録されていた。
保安官事務所は事件として捜査に乗り出し、飼い主の特定につながる情報の提供を呼びかけている。
ジョーンズ保安官は「あまりにひどい。私が感じている憤りは言葉では言い表せない。全力を挙げてこんなことをした人物を見つけ出す」と強調した。
地元住民からは、犯人探しだけでなく、ダニの里親探しを支援したいという声が寄せられており、フェイスブックには「この気の毒な子の手当てと回復のために寄付したい」「この子の里親になってあげたい。応募できますか?」といったコメントが相次いだ。
保安官事務所は、当面の間、ダニの回復のために尽力するとしながらも、支援の申し出に謝意を表している。