中南米系男性、「帰れ」と酸をかけられ負傷 男を逮捕 米

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口論の後、容疑者から酸をかけられたマフード・ビジャラスさん/WDJT

口論の後、容疑者から酸をかけられたマフード・ビジャラスさん/WDJT

(CNN) 米中西部ウィスコンシン州の最大都市ミルウォーキーで、米市民権を持つペルー出身の男性が顔に酸をかけられ、やけどを負った。警察は61歳の男を逮捕したと発表した。

警察の報道担当者はCNNに、容疑者が近日中に送検されるとの見通しを確認した。

調べによると、マフード・ビジャラスさん(42)は1日夜、運転していた車の止め方をめぐって男と口論になった。酸をかけられる前に男から不法移民と呼ばれ、「この国を出て行け」「自分の国へ帰れ」と言われたと話している。

中南米系米国人を支援する団体のリーダーによると、ビジャラスさんは19年前から米国に住む溶接工で、妻と幼い子ども2人がいる。やけどの痕は残るが、容体は安定しているという。

ミルウォーキーのバレット市長は4日、事件は「明らかに」憎悪犯罪だと述べた。バレット氏は容疑者の発言について、トランプ米大統領が中南米などからの移民に対し、日常的に使っている言葉と同じだと指摘。「大統領が言っているのだから言ってもいい、と考える人が増えることを懸念している。それは間違いだ」と述べた。

容疑者を憎悪犯罪で起訴することが可能かどうか、警察は明言していない。

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