ライオンの囲いに入ってダンス、不法侵入容疑で女を逮捕 米
(CNN) 米ニューヨークのブロンクス動物園で9月下旬、女がライオンの囲いに入って踊り出すなどした事件で、ニューヨーク市警は8日までに、この女を逮捕したと発表した。
警察によると、ミア・オートリー容疑者(30)は6日夜に逮捕され、不法侵入の疑いで訴追された。
捜査当局の情報筋によると、オートリー容疑者はインスタグラム上で、これから市内の施設に行って出頭すると明かし、複数のメディアと連絡を取った。現場に駆けつけた捜査員が容疑者を逮捕。このとき容疑者はニューヨーク市警のシャツを着ていたという。
容疑者に弁護士が付いているかどうかは不明。
オートリー容疑者は木製フェンスを乗り越えて囲いの中に入り、ライオンの前で手を振ったり踊ったりする動画を共有した疑いがある。動画のライオンは驚いた様子を見せ、女の側に数歩歩み寄ったものの、女が気にするそぶりはない。
動画が浮上した際、ブロンクス動物園は「重大な違反行為で不法侵入に当たる。重傷や死につながった可能性もある」と説明。「フェンスや規則を設けているのは来園者と職員、動物の安全を保つためであり、侵入やフェンス乗り越えには厳しく対処する方針だ」としていた。
女性とライオンにけがはなかった。
女性がフェンスを乗り越えた方法や、囲いの中にとどまっていた時間は不明。ただ、ライオンと来園者を隔てる大きな堀は越えなかったとみられる。ブロンクス動物園は堀の幅や深さについて公表しない方針。