初戦のアイオワ州、民主候補は4人が団子状態 米大統領選
(CNN) 2020年の米大統領選で民主党からの指名を争っている候補者のうち、エリザベス・ウォーレン上院議員、インディアナ州サウスベンド市長のピート・ブダジェッジ氏、バーニー・サンダース上院議員、ジョー・バイデン前副大統領の4人が最初に党員集会が行われるアイオワ州で接戦を繰り広げていることがわかった。キニピアック大学の世論調査で明らかになった。
世論調査によれば、党員集会に参加する可能性の高い民主党員のうち20%がウォーレン議員を支持している。以下、支持率はブダジェッジ氏が19%、サンダース議員が17%、バイデン氏が15%。
すでに投票する候補者を決定している人の割合は46%。バイデン氏の支持者のうち投票先を決めたとした人の割合は48%。ウォーレン議員の支持者のなかでは44%が、ブダジェッジ氏の支持者のなかでは40%が投票先を決めている。投票先をすでに決めたと答えた人の割合はサンダース議員の支持者が最も多く61%だった。
候補者の資質として最も重視するのは選挙に勝てるかどうかだと答えた人の割合は33%。誠実であること(25%)や人々を大事にする(18%)、優れたリーダーシップがある(15%)を上回った。
政策では医療保険制度を最も重要だと答えた人の割合が34%で気候変動(24%)や経済(11%)を上回った。経済政策を最も重要視すると答えた人のなかではブダジェッジ氏の支持が高かった。医療保険制度を重要視する人のなかではサンダース議員とウォーレン議員で支持が割れた。
今回の世論調査は10月30日から11月5日にかけて党員集会に参加する可能性の高いアイオワ州の民主党支持者の698人に対して電話でインタビューを行った。誤差の範囲はプラスマイナス4.5ポイント。