トランプ米大統領、予告なしに軍病院へ 定期健診の一環
ワシントン(CNN) トランプ米大統領(73)は16日、事前の予告なしに首都ワシントン近郊のウォルター・リード米軍医療センターを訪れて診察を受けた。ホワイトハウスは、年に一度の健康診断の一環だったと発表した。
グリシャム大統領報道官は、トランプ氏が来年は非常に忙しくなると予想されるため、空いている週末を使って定期健診を開始したと説明した。
トランプ氏の周辺では来年の大統領に向けた準備が進む一方、下院では現在、弾劾(だんがい)調査の公聴会が開かれている。
過去2回の健診は事前に発表されて日程に組み込まれ、トランプ氏は専用ヘリコプターで病院へ向かった。16日は晴れていたが車で出発し、記者団には車列が病院に着くまで報道を控えるよう指示が出された。
トランプ氏は病院で2時間余り過ごした後、ホワイトハウスへ戻った。グリシャム氏によると、本人は元気で特に不調も訴えていない。病院ではアフガニスタンで負傷した特殊部隊メンバーの家族と面会し、スタッフにもあいさつして感謝の言葉を述べたという。
今年2月に受けた前回の健診では、一般的な心臓病の症状が見られ、コレステロール値も高いものの、健康状態は全体的として「非常に良好」との結果が発表された。