教員が生徒と激しい殴り合い、暴行容疑で逮捕 米メリーランド州
(CNN) 米メリーランド州の高校に勤務する女性教員が、教室内で17歳の女子生徒に殴る蹴るの暴力を振るったとして、暴行などの容疑で逮捕された。この場面を撮影した動画も公開されている。捜査当局は女子生徒についても立件する方針。
同州プリンスジョージ郡警察が15日の記者会見で明らかにしたところによると、事件は同州アッパーマルボロのラルゴ高校で発生。教員と生徒との「身体的な接触」を発端として、教員が生徒に激しい暴力を振るい、15日に逮捕された。
CNN系列局のWJLAが入手した映像では、生徒にぶつかられた教員が、その生徒に対して何度も殴る蹴るの暴力を振るう様子が映っている。その場にいた生徒たちが間に入って2人を引き離していた。
警察によると、生徒も教員も医師の治療が必要なほどのけがはしなかった。捜査当局は少なくとも生徒30人と教職員8人から事情を聴いている。
警察の16日の発表によると、逮捕された教員はビビアン・ノワリー容疑者(36)。子どもに暴力を振るった容疑や暴行容疑がかけられている。
捜査当局は相手の女子生徒についても、少年審判制度に基づき訴追する方針。
警察のこれまでの調べによると、女子生徒は事件前日の夜、自分の両親にノワリー容疑者が電話したことに腹を立て、ノワリー容疑者に詰め寄った。
女子生徒は教員の足を踏みつけ、肩で体当たりしたことを認めているという。
いったん2人が引き離された後も、生徒は再び後ろから教員につかみかかって何度も殴り付け、再度引き離されていた。