黒人の8割、トランプ氏は「人種差別主義者」 米世論調査
ワシントン(CNN) アフリカ系(黒人)米国人の80%以上がトランプ米大統領は人種差別主義者とみなし、米国の人種差別問題を一層悪化させたと判断していることが最新世論調査で19日までにわかった。
また、90%がトランプ氏の大統領としての仕事ぶりを評価せず、58%がその職務遂行の在り方が米国の黒人には非常に好ましくないとしていた。
今回調査は米紙ワシントン・ポストと世論調査企業イプソスが共同実施した。
調査に応じた黒人の65%は米国の黒人でいることが「悪しき時期」と受けとめ、白人にとっては「良き時期」としたのが77%だった。
黒人の失業率は5.5%と過去最低の水準で、トランプ氏は再三、政権の実績として誇示している。ただ、今回調査では77%がトランプ氏の失業率での功績はあくまで部分的であり、あるいはほとんどないと判断していた。
2016年の米大統領選でトランプ氏が獲得した黒人の支持票は全体の投票数の8%のみだった。
今回調査は1月2〜8日、全米規模で無作為に選んだヒスパニック系でない18歳以上の黒人成人計1088人を対象にインターネット上で実施した。