アイオワ民主党本部、ブダジェッジ氏が代議員14人獲得と発表
ワシントン(CNN) 11月の米大統領選に向けた民主党候補者選びの初戦、アイオワ州党員集会について、同州の党本部は9日、確認後の新たな集計結果を発表し、ブダジェッジ前インディアナ州サウスベンド市長が最多の代議員を獲得するとの見通しを明らかにした。
党本部は各陣営が誤りの可能性を指摘した計95会場についての確認作業が完了し、55会場の数字を修正したとして、集計結果を更新した。すでに発表されていた数字と同じく、ブダジェッジ氏がサンダース上院議員を0.1%の小差で上回っている。
これに基づく代議員の配分は、ブダジェッジ氏が最多の14人、サンダース氏が12人、ウォーレン上院議員が8人、バイデン前副大統領が6人、クロブシャー上院議員が1人になるという。
このまま再集計などの要請がなければ、ブダジェッジ氏の勝利が確定する。だがサンダース陣営の責任者は9日夜、CNNとのインタビューで、集計結果に「明らかな不整合」が見つかっていると主張。今後さらに誤りが判明する可能性もあるとして、10日には党本部に対し、各会場での集計見直しを実施するよう求めると表明した。
同責任者は、見直しが完了すればサンダース氏にブダジェッジ氏と同数の代議員が配分されるはずとの立場を示している。