米、英との諜報共有に変更なし 華為機器の導入決定も

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英国が「5G」に華為技術の機器使用を決めたが、米国は英政府と諜報を共有する政策に変更はないとの考えを示した/Alexander Koerner/Getty Images

英国が「5G」に華為技術の機器使用を決めたが、米国は英政府と諜報を共有する政策に変更はないとの考えを示した/Alexander Koerner/Getty Images

ミュンヘン(CNN) 米ホワイトハウスのロバート・ブレア国際通信政策担当特別代表は16日までに、次世代通信規格「5G」に中国の通信大手「華為技術(ファーウェイ)」の機器使用を最近決めた英国政府との諜報(ちょうほう)を共有する政策に変更はないとの考えを示した。

ドイツ・ミュンヘンでの安全保障関連会合で述べた。ただ、同代表に最近就任したブレア氏は、英国は華為機器の採用決定に対し注意深い検討を加える必要があるなどと指摘。その上で「両国間の全般的な諜報共有に変化はないだろう」と述べた。

英政府は先月、華為機器の一部使用を決定。現時点で華為製品の代替品はなく、対抗し得る西側の技術が生まれるまで他の選択肢がなかったとも説明していた。

ブレア特別代表はこの主張に強く反論し、5G技術の分野では性能面などで華為技術に代わり得る企業が数社あるとし、社名にも言及した。

トランプ政権は機微な情報漏出など安全保障上の懸念を強調して、同盟国などに華為製品の排除への同調を呼び掛けている。英国政府の導入決定については諜報共有の慣例に支障を与えかねないとも警告していた。

英政府の決定を受けポンペオ米国務長官は、英国の導入の進め方などを知るため同国との協議が必要と指摘。米国は英国による5Gへの導入の実際の意味合いを見極めることが必要とし、導入を承認するもしくはしない範囲について少々不透明な部分があるとも述べた。

消息筋によると、英国による華為機器の採用については、トランプ大統領が最近の電話会談でジョンソン英首相に対し激しい怒りをぶつけてもいた。

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