バイデン前副大統領、1日で撤退3氏から支持獲得 中道派が集結
ダラス(CNN) 米大統領選の民主党候補指名を目指すバイデン前副大統領が2日、指名レースから撤退した中道派の3氏から一気に支持を獲得した。
バイデン氏の遊説先テキサス州ダラスで、まず1日に撤退を表明したブティジェッジ前インディアナ州サウスベンド市長が支持を表明した。
ブティジェッジ氏は、これまでずっとトランプ大統領を倒すことが「自分で大統領になることよりもはるかに大きい目標だった」と語り、「まさにその目標のために」バイデン氏を支持すると語った。
バイデン氏はこれを受けて、ブティジェッジ氏は2015年に病死した自身の長男ボー氏に似ているとコメント。「ほとんどの人にとっては大して意味のない話かもしれないが、私からの最大の賛辞だ」と述べた。
クロブシャー上院議員は同日夜、ダラス中心街付近でバイデン氏の集会に登場。党として大統領選で「大勝したい」と訴え、バイデン氏にはそれができると強調した。
バイデン氏はこの日の集会の最後に、指名レースから昨年撤退していたオルーク前下院議員を檀上へ呼び寄せた。オルーク氏は「トランプ氏に勝てる候補が必要だ」と述べて、バイデン氏への支持を表明した。
民主党の候補者選びは「スーパーチューズデー」の3日、クロブシャー氏の出身地ミネソタやオルーク氏の出身地テキサスを含む14州で一斉に予備選が実施される。その大一番に向け、トップを走る左派のサンダース上院議員に対抗して、中道派がバイデン氏の下に結集する形となった。