高齢者は重病のリスク2倍、在宅を勧告 新型肺炎で米CDC
(CNN) 米疾病対策センター(CDC)は7日までに、米国内で拡大の様相を示す新型肺炎の問題に触れ、高齢者は「出来る限り在宅に努めるべきだ」と勧告した。
公式サイト上に掲載した新たな指針の中に盛り込んだもので、高齢者や心臓、肺や腎臓関連で重度の慢性的な病状を抱える国民を対象にしている。
初期のデータ分析を引用し、高齢者やこれら病状を抱える国民は新型コロナウイルスが原因でより深刻な病気にかかる危険性が高いとも指摘。高齢者がこのウイルスに感染した場合、重病に陥る可能性は2倍になるとも警告した。
米連邦政府機関と関係がある感染症研究の著名な専門家2人も先に、60歳以上の国民と健康障害を持つ国民に対し大勢の人間が集まる場所に出向くことへの真剣な再考を要請。空の旅、映画館、家庭の催事への出席、混雑するショッピングモールへの訪問や宗教行事を避けることも勧めた。
CNNのまとめによると、米国内でこれまで確認もしくは確認されたとみられる感染者数は少なくとも304人。内訳は米国へ帰国した49人と28州内で判明した255人となっている。