5歳女児が新型コロナ合併症で死亡、両親は警官と消防士 米
(CNN) 米ミシガン州デトロイトで19日、消防士の父と警官の母を持つ5歳の女児が、新型コロナウイルス感染による合併症で死亡した。
現地のCNN系列局が伝えたところによると、スカイラー・ハーバートちゃん(5)は先月、新型ウイルスの検査で陽性判定を受けた後、まれなタイプの髄膜炎と脳のはれを起こした。人工呼吸器で2週間闘病を続けたが、デトロイト郊外の病院で死亡した。
ホイットマー知事が20日の記者会見で語ったところによると、母のラボンドリアさんは勤続25年の警官、父エビーさんは同18年の消防士として、ともに最前線で働いてきた。
州保健当局のウェブサイトによると、デトロイト市内ではこれまでに少なくとも7736人の感染が確認され、5歳から107歳までの計641人が死亡している。
ダガン市長は先週、市内で新型ウイルスにさらされた可能性のある警官ら少なくとも600人が隔離状態に置かれたとして、警察、消防当局での検査を強化すると表明していた。
エビーさんはインタビューで「ほかの家族にこんなつらい思いをしてほしくない」「これはどの家庭にも起こり得るということを、娘が世界に訴えている」と話した。