新型コロナ 米18州で症例数が増加、規制緩和見合わせも
(CNN) 新型コロナウイルスが流行する米国で、ニューヨーク州の状況が改善する一方で、新型コロナウイルスの症例数や入院者数が増えている州もある。
ジョンズ・ホプキンス大学の集計によると、これまでの感染者は全米で200万人を超え、死者は11万5700人あまりに上る。
13日の時点で18州では症例数が増え続けており、過去最高あるいは最高に近い水準に達した州もある。17州は減少傾向にあり、13州は横ばいの状態が続いている。
CNN系列局のKTVTによると、テキサス州では13日に2200人以上が入院し、過去最高だった前日を上回った。ノースカロライナ州も過去最高の823人が13日に入院した。
症例数が増えている18州のうち、オレゴン、ネバダ、ワイオミング、オクラホマ、アラバマ、サウスカロライナの6州は、過去1週間の症例数がその前の週に比べて50%以上増加した。
オレゴン州のブラウン知事は12日、規制を緩和した後に症例数が増えたことを受け、再開の進展を7日間見合わせると発表した。
ユタ州のハーバー知事も過去2週間の間に症例数が急増したことを受け、規制解除を見合わせている。
当局は国民に対して引き続きソーシャル・ディスタンシング規制を守り、公共の場でマスクを着けるといった米疾病対策センター(CDC)の勧告に従うよう呼びかけている。
米公衆衛生局のジェローム・アダムス長官はデトロイトのテレビ局WJBKに対し、「この疾患は無症状で感染が広がる可能性が高いことが分かった。そのためフェースカバーの着用を奨励している」と語った。