米大統領警護隊、10人以上に隔離措置 任務前の検査義務化も
(CNN) 米大統領警護隊(シークレットサービス)の一部メンバーが新型コロナウイルス感染の予防的措置として、隔離状態に置かれることが明らかになった。今後トランプ大統領に同行する隊員には、事前の検査が義務付けられることも分かった。
隊員の隔離措置は米紙ワシントン・ポストが最初に報じた。捜査当局者は24日、CNNに対し、隔離対象となる人数は2けたの「低いほう」だと語った。
検査の義務化については24日に隊員へ通知メールが送られ、同当局者も確認した。来月4日までの間、トランプ氏に同行する任務の24~48時間前には検査を受けるよう指示する内容だった。
事情に詳しい関係者がCNNに語ったところによると、シークレットサービスではトランプ氏が20日に開いたオクラホマ州での集会に出動した隊員の中から、2人の陽性者が出ていた。
シークレットサービスの報道官は24日夜、CNNへの声明で、任務遂行への影響は全くないと強調。個人情報保護と安全保障上の見地から、陽性者や隔離対象者の人数は公表できないと説明した。