バイデン氏のリードが9ポイントに 世論調査分析
ワシントン(CNN) 11月に行われる米大統領選で米野党・民主党からの出馬が確実視されているジョー・バイデン前副大統領が現職のドナルド・トランプ大統領に対して全国的な支持率で9ポイントリードしていることがわかった。CNNが直近の複数の世論調査を分析した。
これによれば、バイデン氏の支持率は51%、トランプ氏の支持率は42%だった。
分析には、登録有権者の見方について調べた直近の全国規模の世論調査6つが含まれている。このうち、バイデン氏が副大統領候補にカマラ・ハリス上院議員を指名した後に実施された世論調査は2つ。
ハリス氏の副大統領候補指名はおおむね肯定的に受け止められたようだ。CNNの行った世論調査では登録有権者の52%がハリス氏を選択したことについて「非常に良い」「とても良い」とした。
ワシントン・ポスト紙とABCニュースの世論調査では54%がハリス氏の選出を支持した。
一方でトランプ氏に対する支持率は低水準なままだ。CNNの世論調査ではトランプ氏を支持すると答えた人の割合は42%、不支持は54%だった。ワシントン・ポスト紙とABCニュースの調査ではトランプ氏支持は43%、不支持は55%。NBCニュースとウォールストリート・ジャーナル紙の調査では登録有権者のうちトランプ氏支持は44%、不支持は53%。FOXニュースの調査では登録有権者のうちトランプ氏支持は44%、不支持は54%だった。
選挙に対する興味や熱意も高まっているようだ。2003年までさかのぼれるCNNの調査では初めて有権者の過半数が選挙に対して「極めて熱意を持っている」と回答した。FOXニュースの調査でも有権者の62%が大統領選に対して「極めて興味がある」と回答し、6月調査時の54%から上昇したほか、2012年時の調査も上回った。