米民主党大会が開幕、初日はミシェル夫人ら演説
(CNN) 米野党・民主党は大統領選に向けた全国大会を17日から4日間の日程で開催し、バイデン前副大統領とハリス上院議員を正副大統領候補に正式指名する。
党大会は新型コロナウイルスの感染拡大を受け、遠隔形式で実施される。
17日のテーマは合衆国憲法の冒頭のフレーズ「We the People(われら国民)」。ミシェル・オバマ前大統領夫人をはじめ、党候補指名レースでバイデン氏と争ったサンダース上院議員、ニューヨーク州のクオモ知事らが演説する。司会は女優のエヴァ・ロンゴリアさんが務める。
与党・共和党からもトランプ大統領批判で知られるケーシック前オハイオ州知事、実業家メグ・ホイットマン氏、モリナーリ元下院議員、ニュージャージー州知事やブッシュ(子)政権下の環境保護局(EPA)長官を歴任したクリスティーン・ホイットマン氏らが参加する。
ミシェル夫人は事前に収録された演説の中で、バイデン氏をオバマ政権で「素晴らしい副大統領」を務めた人物と称賛。「経済を救い、パンデミックを撃退し、わが国を導くにはどうしたらいいか、かれには分かっている」と強調する。
バイデン氏が自動車事故で前妻と娘に先立たれ、さらに長男を病気で亡くした悲しみから立ち直った過去にも言及して、「同じ気概と情熱を注いで私たちを元気づけ、回復を助け、未来へ導いてくれるだろう」と訴える。