米コロナ死者、12月までに31万7000人超か ワシントン大モデル
(CNN) 米ワシントン大学の保健指標評価研究所(IHME)は28日午前、新型コロナウイルスによる米国の死者が12月までに31万7312人に上るとの予想を明らかにした。1週間前に発表したモデルの試算から約8000人引き上げた。
米ジョンズ・ホプキンス大学の最新の集計によると、米保健当局が1月以降に国内で確認した感染者は500万人以上、死者は18万人以上に上る。
IHMEの新たな試算では、国内の死者は12月までに13万6000人以上増える可能性があると予想。1日当たりの死者数も2000人以上に達する可能性がある。
ただ、IHMEの研究者は27日にモデルを更新した際、「もし公共の場でのマスク着用率が95%に増えれば、6万7000人以上の命が救われる可能性がある」との見方も示した。
これとは別に、米疾病対策センター(CDC)は27日、国内の死者が9月19日までに20万292人に上るとの予想を発表した。予想は上下に19万5824人から20万7269人まで幅がある。
CDCはウェブサイトで「州や自治領などの予想をまとめると、18の法域で今後、1週間当たりの死者数が減る可能性がある。その他の法域については、将来の死者数の傾向は不透明もしくは横ばいになると予想される」としている。