ハリス氏、トランプ氏のコロナ対策酷評 「おびえていた」

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民主党副大統領候補のカマラ・ハリス氏がトランプ氏のコロナ対策を酷評/Carolyn Kaster/AP

民主党副大統領候補のカマラ・ハリス氏がトランプ氏のコロナ対策を酷評/Carolyn Kaster/AP

(CNN) 米野党・民主党の副大統領候補に決まったカマラ・ハリス上院議員は、27日に行った演説でトランプ大統領の新型コロナウイルス対策を酷評した。この演説の数時間後、共和党の全国大会ではトランプ氏本人が登場する予定となっていた。

ハリス氏は感染拡大の初期段階でトランプ氏が犯したとする失敗を列挙したうえで「ドナルド・トランプは固まってしまった。おびえていた。そしてつまらないことにこだわり、悪意にとらわれていた」と断じた。

さらに感染拡大は情け容赦のないものだと理解することが不可欠とし、「ツイートしても止められない。見て見ぬふりをしたところで終息は望めない。そんなことでは終息しない」と強調した。

ハリス氏の発言は、民主党大統領候補のバイデン氏の陣営によるトランプ氏に対抗する取り組みの一環だ。ハリス氏はトランプ氏について「大統領職を理解していない」と指摘。「自分が全て」と思い込み、「米国民の幸福など歯牙(しが)にもかけていない」のがよく分かると主張し、そうした観点から「大統領失格だ」と結論付けた。

さらに共和党の全国大会にも矛先を向けると、トランプ氏の自尊心をなだめ、いい気分にさせるのが開催の唯一の目的だと切り捨てた。

ハリス氏の演説に合わせ、バイデン陣営は2分間のテレビ広告を国内の主要な放送局で放映する。広告にはバイデン氏の略歴と米国の理想をたたえる本人からのメッセージのほか、トランプ氏の大統領としての資質や重要課題への対応を批判する内容が含まれる。

この広告を含め、バイデン陣営は2600万ドル(約28億円)を投じたデジタル版並びにテレビ版の広告を共和党全国大会の前後に流す計画だ。

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