親トランプ派とデモ隊が衝突、2人拘束 米オレゴン州
(CNN) 米西部オレゴン州の州都セーラムでレーバーデー(労働者の日)の7日、トランプ大統領の支持者らと警察の暴力に抗議するデモ隊が衝突し、2人が拘束された。
衝突は州会議事堂の前で起きた。
同市から北へ約70キロ離れた同州ポートランドでは5日、ミネソタ州の黒人男性が警官の暴力で死亡した事件をきっかけに起きた抗議デモが連続100日目に達したばかり。
CNN取材班によると、ポートランド南郊のオレゴンシティーでも7日、親トランプ派が車やトラック数百台を連ね、旗を振ったりクラクションを鳴らしたりして気勢を上げた。このうち一部がセーラムにも流れ込んだ。
セーラムの集会は150人前後の規模で始まり、親トランプ派の車列からさらに45~60人が加わった。これに対抗するデモには30~50人が参加。双方が道をはさんでペイントボール弾を撃ったり、物を投げ合ったりしたとされる。
拘束された2人は暴行容疑、このうち1人にはさらに脅迫の容疑がかけられたが、州警察によれば両者ともすでに釈放された。