米ミシガン州知事の拉致を計画、連邦と州当局が13人を逮捕
フォックス容疑者らは、メンバー数を増やす目的でミシガン州を拠点とする市民武装組織に連絡を取り、同州でこの組織のリーダーと会った。潜入要員が録音した会話の中で、フォックス容疑者は、ミシガン州庁舎を襲撃してウィットマー知事を含む当局者を人質に取るために、「200人の男」が必要だと発言していた。この計画は、11月の大統領選挙前に実行に移す予定だった。
容疑者らは8月から9月にかけ、2回にわたってウィットマー知事の別荘を調べ回ったほか、警察を別荘から遠ざける目的で、爆弾を爆発させる計画についても話し合っていた。
10月に入るとフォックス容疑者は、拉致に使うためのテーザー銃を購入したことを確認し、爆弾などの装備の調達も計画していた。
連邦当局に逮捕されたミシガン州在住の5人は8日に出廷し、デラウェア州の1人も同地で出廷し、ミシガン州に移送される見通し。