第2回大統領討論会、オンライン開催へ トランプ氏は参加拒否

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トランプ氏がオンラインで開催する予定の第2回米大統領討論会への参加を拒否している/Pool/Getty Images North America/Getty Images

トランプ氏がオンラインで開催する予定の第2回米大統領討論会への参加を拒否している/Pool/Getty Images North America/Getty Images

ワシントン(CNN) 米大統領候補討論会委員会(CPD)は8日、今月15日に予定している第2回討論会について、新型コロナウイルスへの懸念を理由にオンライン形式で開催する方針を示した。

これに対し、トランプ氏はFOXビジネスのインタビューで「時間を無駄にしたくない」「オンライン討論会には参加しない」と反発。大統領討論会の先行きは不透明感が増している。

トランプ氏の発言を受け、討論会をめぐる情勢は一段と混乱し、両陣営によるせめぎ合いも始まった。バイデン陣営側は直ちにバーチャル形式での開催に同意したが、トランプ氏が参加を取りやめたとみられることから、22日に予定されている第3回討論会を対話集会形式にするようCPDに求めた。

その数時間後、トランプ陣営のステピエン選対本部長は15日の討論会を1週間先送りして、22日の第3回討論会を29日にずらす日程を提案した。29日は11月3日に行われる大統領選のわずか数日前に当たる。

しかし、バイデン陣営はこの提案を拒否。陣営の広報担当者は「討論会の日程を決めるのはトランプ氏ではなくCPDだ」と指摘し、「トランプ氏が気まぐれな行動で日程を書き換え、新しい開催日を勝手に選ぶことは許されない。22日の最終討論会に参加するのを楽しみにしている」と譲らない姿勢を示した。

CPDの委員は次回討論会をオンライン形式にする決定について、大統領の健康状態をめぐる不確実性を踏まえると必要な措置だとみている。

CPDの委員長はCNNの取材に、両陣営に対してはオンライン形式での開催を発表する前に連絡したと説明。「両陣営との協議は行っていない」と述べつつ、保健アドバイザーから今回の決定への支持を得たことを明らかにした。

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