米大統領選投票日の夜、注目する州は? CNNワシントン支局長が解説

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CNNのワシントン支局のサム・フェイスト支局長/CNN

CNNのワシントン支局のサム・フェイスト支局長/CNN

ニューヨーク(CNN Business) 期日前投票が9000万票以上に上る3日の米大統領選挙は、メディアにとって勝利予想が難しい特異な状況となっている。だが、票の集計で特に重要となる州は少数であり、その結果がわかると投票日当日の夜に勝利予想ができる可能性がある。

CNNのワシントン支局のサム・フェイスト支局長によると、もしフロリダ州とノースカロライナ州、アリゾナ州の明確な勝者がわかれば、当選者を十分予測できる状況になりうる。

だが、もし選挙の行方がペンシルベニア州までもつれ込んだ場合は、当日の夜には結果が判明しない可能性がある。同州では集計が始まった段階ではトランプ氏が票をリードすると見込まれるが、その後郵便投票の集計が進むにつれバイデン氏が差を縮めてくることが予想される。

郵便投票は集計に時間がかかる。選挙当局者は封筒を開け、署名を確認し、それから票の処理に進む必要がある。フェイスト支局長は、「票の集計は4日、5日、または6日までもつれ込むことも予想される。時間がかかることは何か不正が起きていることを意味するわけではなく、手順に沿って集計が行われていく」と話す。

一方、フロリダ州とノースカロライナ州は、既に郵便投票の集計を開始しており、投票日の夜には事前投票の結果が見えてくるだろう。

ギャラップ社とナイト財団が米国の成人を対象に行った最近の世論調査によると、投票日当日の夜に勝者が判明すると考える人はわずか21%。投票日から1~3日後と考える人は25%で、3日を超えると考える人は最多の54%となっている。

フェイスト支局長は、テレビ各局が投票日の夜に当選者を予想できるかを知るすべはなく、「全く勝者がわからない可能性も十分ある」と述べる。

CNNでは投票日の夜、随時入ってくる開票結果を踏まえ各州の結果を予測していく。

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