開票所に集まるトランプ支持者、NYでは逮捕者も 長引く開票で緊迫
(CNN) 米大統領選挙の開票作業が長引く中、全米の激戦州で開票の中止や続行を要求する市民らが開票所前に集まり、緊張が高まっている。
ミシガン州では4日、デトロイトの開票所にトランプ大統領支持者が集まって「開票を止めろ」と抗議の声を上げた。同州は当初、共和党のトランプ大統領がリードしていたが、開票が進む中、CNNは民主党バイデン候補の当確を出した。
当初トランプ大統領が遅れを取っていたアリゾナ州では4日夜、フェニックスの開票所前でトランプ氏を支持するグループが「票を数えろ」と要求した。同州の開票結果はまだ出ていない。
郵便投票の開票が続く激戦州ペンシルベニアでは、フィラデルフィアの開票所前に集まった市民らが「票を全部数えろ」と訴えている。
ニューヨークやワシントン州シアトル、カリフォルニア州ロサンゼルスといった民主党の地盤でも、集まった市民が全ての票を集計するよう訴えた。
ニューヨーク市では少なくとも30人が逮捕された。市警によると、「マンハッタンで火をたいたり、ゴミや卵を投げたりして平和的な抗議活動を乗っ取ろうとした」とされる。
シアトルでは全ての票を守るよう訴えるグループと、「ブラック・ライブズ・マター(BLM)」運動のグループが合流した。ミネソタ州ミネアポリスでは活動家がデモ行進を行って幹線道路の交通妨害を試みた。デモ行進は、警官による黒人男性射殺に抗議する団体などが組織していた。