米ペンシルベニア州最高裁、選挙結果めぐる共和党側の訴え退ける

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ペンシルベニア州で米大統領選をめぐって共和党議員らが郵便投票の無効などを主張した訴えが州最高裁に退けられた/Getty Images

ペンシルベニア州で米大統領選をめぐって共和党議員らが郵便投票の無効などを主張した訴えが州最高裁に退けられた/Getty Images

(CNN) 米ペンシルベニア州最高裁は28日夜、米大統領選をめぐって同州選出の共和党議員らが郵便投票の無効などを主張した訴えを退ける判断を下した。

トランプ大統領の陣営や支持者らが選挙に不正があったとして起こした訴訟は、すでにほとんどが失敗に終わっている。

共和党のマイク・ケリー下院議員らはペンシルベニア州の郵便投票を無効と主張し、結果認定の差し止めを求めていたが、州最高裁の判事7人は全員一致でこれを退けた。

判事5人による多数意見は、ケリー氏らが郵便投票の手続き確定から1年、投票日からも数週間が経過した時になって訴えを起こしたのはあまりにも遅すぎると指摘。同氏らが訴状を書き直して再度訴えることもできないとの判断を示した。

ペンシルベニア州の下級裁判所ではケリー氏の主張を認める判決が出ていたが、実際にはバイデン前副大統領がトランプ氏に8万票の差をつけて勝利したとの結果がすでに認定され、トランプ氏側がこれを覆す道はほぼ断たれていた。

トランプ陣営が連邦裁でペンシルベニア州の結果に異議を申し立てた訴訟も、21日に連邦地裁判事がつぎはぎだらけの「フランケンシュタインの怪物」と断じて棄却。27日には連邦高裁でも「根拠がない」として退けられた。

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