米厚生長官、中国とWHOを批判 新型コロナの情報共有めぐり

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米国のアザー厚生長官。新型コロナウイルスの情報共有をめぐって、世界保健機関(WHO)や、名指しはしなかったものの中国を批判した/Oliver Contreras/Pool/Getty Images

米国のアザー厚生長官。新型コロナウイルスの情報共有をめぐって、世界保健機関(WHO)や、名指しはしなかったものの中国を批判した/Oliver Contreras/Pool/Getty Images

(CNN) 米国のアザー厚生長官は6日までに、新型コロナウイルスの起源や感染拡大に関して時宜にかなった情報共有が不足している責任は世界保健機関(WHO)と名指しを避けながらも中国にあると非難した。

国連総会に寄せた収録済みのメッセージで4日主張した。WHOなどの職務怠慢を批判する一方で、迅速なワクチン供給を図っている米国の対応は自賛した。

長官はこの中で、WHOは新型コロナの起源の調査を進める責務を指示されながらもその結果の把握は来年まで待たなければならないとし、容認出来ない時間的な制約であるとの不満を表明。

「さらに悪いことに、国際社会の専門家は1国の専門家による結論を検討することだけとなり、真実にたどり着くのに必要な協調的な精神とはほど遠い」とも強調した。

その上で、要の問題はウイルスがどこで最初に出現したかではなく、ウイルスに関する情報が時を得た透明な手段で共有されたのかだと主張。「残念なことに必要な情報共有は起きず、この職務怠慢で地球全土が間違いなく大きな被害を受けた」と付け加えた。

一部の国はコロナ禍に乗じて感染被害が大きい諸国との関係で経済、外交あるいは安全保障の分野で利益を確保するよう試みたとも批判。米国はワクチン開発での十分な透明性を示すなど異なる道のりを選んだとも述べた。

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