米FDA、モデルナのワクチンに使用許可 国内2例目
(CNN) 米食品医薬品局(FDA)は18日夜、米モデルナが開発した新型コロナウイルスワクチンの緊急使用を許可した。米国で使用が許可されたのは米ファイザーと独ビオンテックが共同開発したワクチンに続き2例目。
FDAは17日の諮問委員会でモデルナ製ワクチンの承認が勧告されたことを受け、早急に使用許可を出す方針を示していた。
FDAはツイッターで「緊急使用許可により、18歳以上の個人を対象に同ワクチンを使用することが可能になる」としている。
実際に接種を開始するためには、その前に米疾病対策センター(CDC)がゴーサインを出す必要がある。これについてCDC諮問委員会は今週末に協議を行う。
全ての手続きがクリアされた場合、モデルナのワクチンは来週から接種が始まる可能性があり、今週から導入されたファイザーとビオンテックのワクチンに続き2種類目となる。最初は主に、医療従事者や長期介護施設の入所者に投与される予定。
米国では現在、1日平均の感染者数や入院患者の総数、1日平均の死者数が過去最多の規模に膨れ上がっている。
ジョンズ・ホプキンズ大学などによると、1日当たりの感染者は17日までの1週間で平均21万6674人、入院患者は同日時点で11万4237人、1日当たりの死者はここ1週間の平均で2633人に上る。
アザー厚生長官によると、モデルナのワクチンが承認された場合、来週配布される予定のファイザーのワクチン200万回分に加え、来週中に590万回分が追加配布される可能性があるという。