新型コロナ感染者1800万人に、モデルナ製ワクチンの接種始まる 米
(CNN) 米国で新型コロナウイルスの感染者が1800万人を超えるなか、同国では2つ目となるワクチンの接種が始まった。
先ごろ緊急使用の許可が出た米モデルナ製のワクチンの接種は21日に始まった。公の場で同ワクチンの接種を受けたうちの一人は医師で、新型コロナウイルスと277日間続けて闘っている。
ジョセフ・バロン医師はCNNの取材に対し、接種の直前にワクチンの入った箱を手にして「黄金を手にしているようだ」と語った。「泣かない。しかし、泣きそうだ。これでどれだけの命を救えるか」とも述べた。
ジョンズ・ホプキンス大学によれば、21日時点で米国では少なくとも1801万人が新型コロナウイルスに感染し、31万9000人以上が死亡した。
米テキサス州ヒューストンの医療センターに勤めるバロン氏によれば、今回の新型コロナウイルスの流行の間に、かつて想像したよりも多くの死亡診断書に署名した。スタッフの一部も新型コロナウイルスに感染したという。
バイデン次期大統領夫妻もデラウエア州でワクチンの接種を受けた。
国立アレルギー感染症研究のファウチ所長、国立衛生研究所(NIH)のコリンズ所長、アザー厚生長官は22日にワクチンの接種を受ける見通し。
コリンズ所長はツイッターで、アザー長官やファウチ所長、NIHのスタッフとともに、モデルナ製のワクチンを接種すると明らかにした。
米疾病対策センター(CDC)によれば、21日午前の時点で61万4000人の米国人がワクチンを接種した。