食品通じたコロナ感染の可能性低し、中国に「反論」 米
(CNN) 米食品医薬品局(FDA)などは20日までに、食品あるいは食品の包装を通じて新型コロナウイルスに感染する可能性は非常に低いとの見解を改めて示す声明を発表した。
米農務省や米疾病対策センター(CDC)も同時に同様の見方を表明した。
包装された冷凍食品が感染源となる可能性については中国政府当局がこれまで再三言及。ただ、CDCや世界保健機関(WHO)はその可能性は低いとの立場を示してきた。
FDAは「現在入手し得る信頼出来る科学的な知見への理解と国際的な科学界の圧倒的な総意に従えば消費者が摂取する食品や手に触れる包装が新型コロナの感染経路になることはほぼあり得ないことに安心すべきだ」と主張。
FDA、農務省とCDCは、この経路を通じての感染を示唆する信頼出来る科学的な根拠がないことを強調したいとも述べた。
FDAは新型コロナは食品を介したウイルスではなく人間から人間へ広がる呼吸系の疾病であるとも指摘。理論的に表面に触ることによってうつるウイルス粒子は非常に少ないと説明した。