マリフアナ所持合法化の法案、バージニア州で可決 7月施行

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米バージニア州議会議事堂=2020年4月16日/Daniel Sangjib Min/Richmond Times-Dispatch/AP

米バージニア州議会議事堂=2020年4月16日/Daniel Sangjib Min/Richmond Times-Dispatch/AP

(CNN) 米バージニア州議会は7日、マリフアナの単純な所持を合法化する改正法案を可決した。黒人が摘発されることが圧倒的に多い大麻使用や所持関連の法律については、全米で改正する動きが相次いでいる。

バージニア州の改正法は7月1日から施行され、州内で21歳の成人が1オンス(約28グラム)以下の大麻を所持することが認められる。マリフアナに関連する刑罰の改訂や、特定のマリフアナ関連法違反に関する前歴情報の開示制限も盛り込まれた。

州上院ではジャスティン・フェアファックス副知事の1票が決定票となって法案が通過した。

改正法案は当初、今年2月に議会を通過していたが、ラルフ・ノーサム知事(民主党)が議会に差し戻し、施行の時期を当初の2024年から今年7月に前倒しするなどの修正が加えられた。

ノーサム知事は同日発表した声明で、「マリフアナ法は、明らかに非白人層を狙い撃ちにする内容で、黒人住民が摘発され、起訴され、有罪を言い渡される確率が不当に高い。バージニアは今日、そうした過ちを正し、何十年にも及ぶ過度な犯罪化によって傷つけられた人たちの正義を取り戻す方向へと重要な一歩を踏み出した」と述べた。

一方で、共和党の議員からは強硬な反対意見が相次いでいた。

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