モンデール元副大統領が死去、93歳 クリントン政権時に駐日大使
(CNN) カーター米政権の副大統領で、退任後に駐日大使も務めたウォルター・モンデール氏が19日に死去した。93歳だった。
遺族の報道担当者によると、モンデール氏は中西部ミネソタ州ミネアポリスの中心街にある自宅で、家族に見守られながら息を引き取った。
同氏が生前、元スタッフらにあてて書いたメールをCNNが入手した。亡くなったジョーン夫人と娘のエレノアさんに再会する時を待ち望んでいるとつづり、「われわれ公僕がそばで働いてもらうのに、皆さんほど素晴らしいチームはなかった。私たちはともに多くを成し遂げてきた。皆さんが今後も健闘を続けることを確信している」と語り掛けていた。
同担当者によれば、モンデール氏はここ数日間、多くの人々から見舞いの電話を受けた。意識ははっきりしていて、会話もできたという。週末にはバイデン大統領も電話をかけていた。
バイデン氏は19日、モンデール氏を「親愛なる友人」「良き師」と呼んで別れを惜しんだ。オバマ元大統領から副大統領への起用を打診された時にまず電話をかけた相手で、副大統領としての手本を示してくれた人物でもあると述べた。