昨年発生の山林火災、原因は殺人隠蔽のための放火 米カリフォルニア州

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昨年発生した山林火災のひとつは殺人を隠ぺいするための放火が原因だったことがわかった/Noah Berger/AP

昨年発生した山林火災のひとつは殺人を隠ぺいするための放火が原因だったことがわかった/Noah Berger/AP

(CNN) 米カリフォルニア州北部で昨年発生した複数の大規模な山林火災の1件の出火原因が男による女性殺害を隠蔽(いんぺい)するための放火だったことが2日までにわかった。

同州ソラノ郡の保安官事務所が8カ月間にわたる捜査の成果として発表した。同州ベリエッサ湖近くで昨年8月18日に発生したこの火災では住民の男性2人が自宅で死去していた。

その1カ月後、出火場所で見つかった当時32歳の女性の焼死体の事件に関連し容疑者を殺人容疑で逮捕。同保安管事務所は今回の記者会見で、追加の殺人と放火の容疑で男を新たに逮捕したと発表した。

調べによると、当時29歳だった容疑者と交際していた被害者の女性は同月16日にデートしたが、女性はその後、消息を絶っていた。ただ、女性の車がデートから2日後に放置されているのが見つかっていた。

捜査当局は女性の携帯電話データなどを入手して居場所の把握に努め、捜索作業で遺体を発見していた。

被害者の遺体が見つかった場所での山林火災は別の火災と勢力を合流させるような形で規模を拡大し、その延焼面積はカリフォルニア州史上、5番目となっていた。住民ら6人が死亡し、ソノマ、ナパやソラノなど各郡で約1500の建物に被害が出ていた。

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