米国内最高齢の臓器ドナーに、95歳で死去の男性

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米国内で過去最高齢の臓器提供者となったセシル・ロックハートさん/Courtesy CORE/The Lockhart Family

米国内で過去最高齢の臓器提供者となったセシル・ロックハートさん/Courtesy CORE/The Lockhart Family

(CNN) 米ウェストバージニア州で今月4日、95歳で亡くなった男性の肝臓が、女性患者に移植された。移植の橋渡しをした米機関COREによると、男性は米国内の臓器提供者として過去最高齢の記録を更新した。

全米臓器分配ネットワーク(UNOS)によれば、これまでの最高齢記録は93歳だった。

95歳で提供者となったのはセシル・ロックハートさん。遺族によると、息子のスタンレーさんが2010年に亡くなった後、体の組織が75人、角膜が2人の患者へ移植されたことに感銘を受け、自分も臓器提供を希望すると家族に伝えていた。

ロックハートさんは第2次世界大戦で従軍した後、50年以上にわたり炭坑で働いた。人助けに熱心な性格だったという。

遺族は葬儀の場で、参列者らに臓器提供の意思登録を呼び掛けた。ロックハートさんを見習って登録したいと話す人も、何人かいたという。

UNOSの専門家によると、臓器提供に年齢制限はない。臓器や組織が移植に適しているかどうかは、亡くなった時の状態をみて個別に判断するという。

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