米成人の約6割、少なくとも1度ワクチンを接種 未成年350万人超も
(CNN) 米疾病対策センター(CDC)のロシェル・ワレンスキー所長は18日、米国で新型コロナウイルスワクチンの接種を1回以上受けた成人が60%に達したと発表した。
さらに、12~17歳の未成年も350万人以上が1回目の接種を受けたことを明らかにした。
非白人のワクチン接種も増えている。過去2週間で接種を受けた人の51%は非白人で、人口に占める非白人比率の40%を上回った。
黒人やラテン系、先住民などは新型コロナウイルスで特に大きな影響を受けているが、こうした層がかつての医療で受けた不当な扱いを理由にワクチン接種をためらう人もいる。
しかしマイノリティーを守る取り組みは功を奏している様子で、米連邦緊急事態管理庁(FEMA)が運営する会場で接種を受けた人は約60%が非白人だった。
流行の再燃を防ぐため、さらに多くの国民に接種を受けてもらうという目標の達成にはまだほど遠い。ワレンスキー所長は「引き続き全土で一律のワクチン接種率を確保していく必要がある」と強調した。