誘拐の容疑者、警官が射殺 米アトランタ
アトランタ(CNN) 米ジョージア州の警察は18日、車両や徒歩による追跡の末に誘拐の容疑者を射殺した。当局が明らかにした。
発砲はジョージア州アトランタの東にあるディケーターで発生した。ジョージア州捜査局(GBI)がチャンブリー警察の要請を受けて発砲について捜査している。発砲した警官はチャンブリー警察の所属だった。死亡した容疑者の名前は公表されていない。
事件の始まりは17日午後11時直後に入ったチャンブリーからの通報で、見知らぬ男に友人が誘拐されたと伝えた。容疑者が拳銃で武装しているとの情報も寄せられたという。
チャンブリーの警官は容疑者の車種や誘拐された人物の服装などの情報を受け取った。チャンブリーで車両を発見して止めようとしたが、車は走り去った。
車はディケーターで止まり、男が車から降りて鉄道の線路へ向けて走った。
GBIによれば、徒歩での追跡中、スタンガンの一種の「テーザー銃」の使用を試みたが効果がなかった。警官は線路で容疑者と対峙(たいじ)して発砲したところ、銃弾が容疑者に当たった。
容疑者は病院へ搬送されたが、その後、死亡した。拳銃が現場の男性の近くで発見された。CNNはGBIに対し、拳銃が容疑者からどのくらい近い距離にあったのかや、発砲が起きた時に容疑者が銃を保持していたのかなどについて質問した。GBIの広報担当は事案について調査を行っていると述べた。
誘拐された人物は男性で、軽傷をおっただけで別条はないという。