米ミシガン州知事、規定違反認めて謝罪 友人多数と密集会食
(CNN) 米ミシガン州のグレッチェン・ウィットマー知事(民主党)が、州の公衆衛生規定に違反したことを認めて謝罪した。同知事はレストランで22日に友人少なくとも12人と密集状態でテーブルに就いた写真がSNSに投稿されていた。
ウィットマー知事は23日の声明で「私はこれまで努めて公衆衛生基準に従ってきた。土曜は友人と地元のレストランに出かけた。人が増えるとテーブルが押し合い状態になった。全員がワクチンを接種していたのでよく考えなかった」と釈明し、「今から思うとそれについて考えるべきだった。私も人間であり、過ちを犯したことを謝罪する」とした。
米国では新型コロナウイルスの症例数が減少し、ワクチン接種が進む中で、各州が規制緩和に踏み切っている。
ミシガン州衛生局は今月15日に出した指示で、飲食店での会食は同席者が互いに6フィート(約1.8メートル)以上の距離をあけ、同席する人数は6人以内とすることなどを求め、この基準を満たさない限り、飲食店での集まりは禁止するとしていた。
ウィットマー知事はその約1週間後、6月1日から屋外イベントの人数制限を撤廃し、屋内での人数制限は定員の50%に引き上げる計画を発表。7月1日からは屋内、屋外とも人数制限を撤廃するとしていた。同時に集会や定員、マスク着用などの規定も緩和していた。
問題の写真はフェイスブックに投稿されたが、その後削除されたという。