大型スーパーで銃乱射を計画か、男を逮捕 米テキサス州
(CNN) 米テキサス州中部カー郡の保安当局は31日までに、小売り大手ウォルマートの店舗などを狙った銃乱射を企てた疑いで、同郡在住の男を逮捕したと発表した。
発表によると、コールマン・トーマス・ブレビンズ容疑者(28)は28日、暴力行為を企てた容疑で逮捕された。
郡保安当局はその1週間前から州公安当局、連邦捜査局(FBI)、郡警察、シークレットサービス(大統領警護隊)などと協力して捜査を進めていた。容疑者と接触して会話し、過激思想とのかかわりを確認したという。
保安当局の特別捜査班は27日、容疑者が銃乱射を実行しようとしていることを示すメッセージを傍受。容疑者はこの中で、ウォルマートを含む具体的な標的を挙げて脅迫していた。当局は犯行に及ぶ能力があるとの確信に基づき、ただちに逮捕に踏み切ったという。
家宅捜索により銃器や銃弾などが押収された/Kerr County Sheriffís Office
逮捕後の家宅捜索で、自宅から銃器と弾薬、過激思想に関連する書籍や旗などが押収された。容疑者は重罪で執行猶予中のため、銃器の所持を禁止されていた。
郡保安官は、捜査チームの活躍によって多くの命が救われた可能性があると強調。「阻止された犯行計画は想像を絶する内容だった」と述べた。