バイデン米大統領、新型コロナワクチンの世界配布について発表へ
(CNN) 米国のバイデン大統領が数百万回分の新型コロナウイルスワクチンの配布計画について数カ月にわたる熟慮の末に最終案を取りまとめたことがわかった。事情に詳しい複数の情報筋が明らかにした。
ブリンケン国務長官も先に、新型コロナワクチンの配布に関してバイデン大統領から近く発表が行われると示唆していた。情報筋によれば、発表は3日か4日にも行われる見通し。
ブリンケン長官は2日、在コスタリカ米大使館で、バイデン大統領が早ければ3日にも8000万回分のワクチンを世界各地に配布する計画について発表すると述べていた。
ブリンケン長官は、米国がワクチンの公平な分配を目指す世界保健機関(WHO)などが主導する「COVAX(コバックス)」に対して20億ドル(約2200億円)拠出しており、2022年末までにさらに20億ドルを拠出すると述べた。ワクチンの配布について何らかの条件が付くこともないという。
バイデン政権の側近や連邦政府の保健当局者はここ数カ月、追加のワクチンを共有するための最良の方策について協議を行っていた。米国は助けを求める他国からの圧力にさらされており、バイデン大統領や大統領の側近が同盟国からの支援要請に対処していた。