バイデン夫妻、夫人の誕生日祝いで夫人の一番好きな場所に
(CNN) バイデン米大統領とジル夫人は2日、首都ワシントンを離れ、デラウェア州リホボスビーチにある海沿いの別荘へ向かった。週の途中での異例の移動で、夫妻がこの別荘を訪れるのは大統領就任後初となる。夫人の広報担当者であるマイケル・ラローザ氏がCNNに対して明らかにしたところによると、今回の旅は翌日に控えた夫人の70歳の誕生日を祝うためのものだという。
夫妻が2017年に270万ドル(現在のレートで約3億円)で購入した、海辺の住宅地にある別荘は、バイデン氏にとってはデラウェア州ウィルミントンの自宅、ホワイトハウスに次ぐ3つ目の邸宅で、ジル夫人を知る人々はCNNに対して、夫人のお気に入りだと明かしている。ラローザ氏も「ファーストレディーを知る人々は誰でも、彼女がリホボスビーチにある家で過ごす時間をどれほど満喫しているかを知っている」と認めている。
この邸宅は、バイデン氏がオバマ政権下での副大統領職を務め上げ、実入りの多い書籍の執筆契約を結んだ後、バイデン氏が夫人との約束を果たして購入されたものだという。
ジル夫人の話では、バイデン氏が、夫人にとって長年の「夢」であったリホボスビーチの別荘を購入してあげると話したという。バイデン氏は2020年3月、米ファッション誌ヴォーグに対し、「ぬれた水着と裸足のまま入り、ほうきを持って砂を掃けるような家であって欲しい」と述べている。
事情を知る別の知人は、今回の旅行が「落ち着いた」ものであり、誕生日のために特別なイベントは予定されていないと語っている。3日にはフィラデルフィアで暮らす夫妻の娘アシュリー氏など、一族のメンバーが夫妻の元に集まる予定だという。