米国内のコロナ感染、デルタ株が83%に拡大 CDC推定
(CNN) 米疾病対策センター(CDC)は25日までに、国内の新型コロナウイルスの感染状況に触れ、インドで初めて確認された変異株(デルタ株)が83.2%を占めるとの推定数字を報告した。
今月20日に更新した最新版の推定値で、ミズーリ州では約90%に達したと述べた。
CDCのロシェル・ワレンスキー所長は、米上院の厚生教育労働年金委員会の公聴会に出席し、83.2%の数字に関連し7月3日の週の50%からは大幅に増えたとの警戒感を示した。
CDCの推定によると、米国内の感染のうち英国で最初に確認されたアルファ変異株によるものが今月17日の時点で8.3%を占め、ブラジルで見つかったガンマ株が3.3%、他の変異株は極めて少数となっている。
今回の最新版の推定値は、今月17日までの2週間で収集したデータに基づく。一部の国民らから得た検体の遺伝子配列を調べ、その結果を米国全体を対象にした予測モデルに組み込んで推定値を算出した。